村上緑地公園の曼珠沙華

千葉県八千代市にある、村上緑地公園。曼珠沙華の名所として、知られている公園です。何度か曼珠沙華の撮影に行ったことのある場所です。この場所、なかなか満開のピーク時にタイミングが合わず、ちょっと残念な思いのある場所なんです。
今年は、曼珠沙華で有名な場所は、花が咲く前に刈り取ってしまうというところもあるようで、残念です。村上緑地公園は、そこまではしないようですが、毎年やっていたイベントは中止のようです。

ご覧のとおり、一部ではそこそこ咲いておりましたが、全体的には、まだまだといったところです。まだ、芽を出したばかりのものもあり、しばらく後まで楽しめそうな感じです。タイミングが合えば、もう一度行けるかな?

ちらほらと、曼珠沙華を見に来ている人はいました。平日でしたので、近所の方が多かったでしょうか? カメラをぶら下げながら歩いている人も数人ですが見かけました。春には、チューリップやバラで、密になるからと言って刈り取られたりしましたが、秋の花はどうなるのかなぁ・・・。

歩いていたら、可愛い猫を連れたご夫婦がいらっしゃって、猫ちゃんがあまりにも可愛かったので、声を掛けて撮らせていただきました。ありがとうございました。

みんな一緒、じゃなくていい

先日撮影に伺った、千葉県内の某保育園のお話です。仕事柄、いろいろな幼稚園・保育園に撮影に伺います。それぞれの園や地域性によって、子どもたちの様子も園の雰囲気も様々です。

先日伺った保育園は、今まで伺った中でも、ちょっと特殊な感じの園でした。1クラス15人~20人程度。未満児は年齢別、以上児は、年齢混合クラスになっています。この構成は、たまに見かけます。

一番特殊だったのは、一斉保育ではないという点でした。どういうことかというと、クラス全員で同じ時間に同じことをするわけではないということ。園庭で遊ぶ時間も、園庭で遊びたい子は園庭で遊びますが、室内で遊んでいたい子は室内で遊んでいる。食事(給食)の時間も、みんな一斉ではなく、順番というか五月雨式というか、バラバラと食べる。食べたい子は食べるし、まだ遊んでいたい子は、遊んでいると行った感じ。
以上児クラスは、給食をクラスの教室で食べともいいし、ホール(講堂)の一角で食べてもいいと言った感じです。

通常、園庭で遊ぶときは、クラス全員で一緒に外に出るし、食事の時間は、みんなで一緒にいただきますをして食べます。それをやらないということは、どういうことなのか。

園児たちを撮影しながら、様子を見てみると、みんなすごく生き生きとして、笑顔で楽しそうでした。
園庭で遊んでいる子は、外で遊びたいわけだし、外で遊びたい子どうし、仲良く遊んでいるし、もちろんその中に保育士さんも混ざっています。教室で遊んでいる子達も、外に行きたいけど行けない、というわけではないので、楽しそうに仲良く遊んでいます。

一番ビックリしたのは、未満児クラスの食事の様子でした。0歳児クラスは、保育士さんが一人ずつ、離乳食やミルクをあげています。2歳児クラスは、数名ずつ順番に、テーブル1つに付き保育士さんがひとりついて、食事をとっていました。テーブルは、1クラスに2つか3つ。

すると、2歳児クラスの食事のとり方を撮影していて、あることに気づきました。みんな、食べ方が非常に上手なのです。スプーンの使い方、口への持っていき方、ほとんどこぼすことなく、きれいに食べているのです。食事の量も、一人ひとりに尋ねながら、このおかずは、これくらい、ご飯はこれくらいと、丁寧に聞きながら盛り付けていました。なので、食べきれずに残す子もいない状況でした。

通常、この年齢のクラスだと、結構こぼしながら食べるので、気をつけて歩かないと、いろいろなものを踏んづけたりします。でも、この園では、その心配は皆無でした。子供によって、スプーンの使い方の上手な子とそうでもない子がいますが、保育士さんが、上手に見てあげながら、食べているので、ほとんどこぼさないのです。床に落としても、自分で拾うし、食べ終わったら、食器もきれいに重ねて、エプロンもきちんと畳んで、ごちそうさまをしていました。

保育士さんにとっては、こういう方法と、みんなで一斉にやるのと、どちらのほうが大変なのかは、わかりませんけど、撮影が終わってみて感じたのは、この園の子どもたちには、所謂やらされている感、というものが無いのではないかと思いました。まあ、1日だけなので、断定的なことは言えませんけど。食事の後も、眠たい子はお昼寝するし、眠くない子は室内で遊んでいます。もちろん、寝ているこのそばには行かないし、大声を出して遊んだりはしません。なので、全員の午睡の様子を撮影することはできませんでした。(笑)

考えてみれば、高校や大学に入ると、休み時間に弁当を食べたり、学食で食事を摂るタイミングも各自の判断。ある意味、保育園時代から、先んじてそういう行動パターンを学習しているとも言えるのかも。
小学校に入ると、全員一緒というパターンになってしまうので、そのタイミングでどうなるのかどう感じるのかは、微妙な問題ではあると思いますけど。小学校でも、こういう対応をするのは、流石に難しいかな。

この保育園は、子供の数が200名を超える結構大きい部類に入る園ですが、こういう対応をしているというのは、一考に値するのではと感じました。

浦安市 旧大塚家住宅に行って来ました

1日に浦安市を歩いてきました。最初に立ち寄った、旧宇田川家住宅については、昨日書きました。その次に立ち寄ったのが、旧大塚家住宅です。旧宇田川家住宅のすぐ近くです。

こちらの、旧大塚家住宅は、民家ということです。築年は、はっきりしていないようですが、江戸時代末期と推定されています。今で言うところの建ぺい率が、いっぱいいっぱいの状態になっているので、建物の外観の写真は、結構撮りづらいです。

こちらも、窓を開け放していると、案外涼しいです。民家ということで、土間、居間が印象的です。こういう建物を残していくのも大変でしょうが、貴重なので、なんとか残してほしいです。浦安市の有形文化財で、千葉県の有形文化財にも指定されているそうです。

ご覧のとおり、長火鉢がいい雰囲気を出しています。夏ですけど・・・。(笑)
違う季節に行くと、また違った趣が味わえるのかもしてません。

浦安市 旧宇田川家住宅に行って来ました

昨日1日は、浦安市を少し歩いてきました。東西線浦安駅から、浦安市郷土博物館まで。郷土博物館に、古い建物を移築して、昔の町並みを再現しているところがあると知って、行ってみようと思ったのです。

こちらは、浦安駅から歩いて最初に立ち寄った、旧宇田川家住宅です。

明治2年に建築されて、米屋、油屋、雑貨屋、呉服屋などの商家として使われてきたそうです。浦安市の有形文化財になっています。

見学は無料で、建物内も見学できます。撮影も自由です。三脚は使用できません。ストロボはOKです。
2階に上る階段が、狭くて急なので、少し怖かったです。窓が開け放たれているせいもあってか、比較的涼しく感じました。浦安市に、このような建物が残っているのは、ちょっと意外な感じでした。

浦安市も江東区と同じで、海寄りの新しい街と北寄りの古い街とが合わさっているんだなぁと思いました。浦安市というと、どうしても、東京ディズニーリゾートや新浦安を思い浮かべてしまうので、昔は漁師町だったということが想像しにくいです。

この入口部分、店舗正面が、なかなか趣のある雰囲気でした。

この旧宇田川住宅は、もちろん良かったのですが、その隣にも気になる建物がありました。

末広湯という銭湯だったそうです。残念ながら廃業してしまったようです。この建物も趣があって、中を見てみたいという衝動に駆られましたが、駄目みたいでした。もし可能なら、この建物も浦安市で保存してもらえたらなぁ、などと考えてしまいます。

このあと、郷土博物館まで、もう少しありますので、続きはまた後日ということで。